建国大学 正規過程 (春学期)3ヶ月

□ お名前: S

□ 年代と性別: 40代女性

□ 留学先: 建国大学

□ 留学期間: 3ヶ月(正規過程)春学期2級

□ 学校や授業などについて
1 学校について
 建国大学は駅前にあり、他の大学に比べて坂が少ないので通いやすく、そして何といっても湖があり、春学期だったので暖かくなってからは桜や色々な花が学校を彩り、校内を学生だけでなく近所の方やお年寄りの方が散歩されてる姿を見かけました。
学生数は1~6級で400人強、語学院校舎は小奇麗で、校舎全体は大きくないですが私は逆にそれがアットホームな感じで良かったです。階段ではなく螺旋の坂道を上がる感じで2階3階へと上がって行く珍しい校舎の造りも気に入りました。(校舎の真ん中に螺旋階段がありました) 
私のクラスは日本人4人・台湾人2人・中国人8人の14人で、語学院全体的にも中国人が多かったようです。トウミ制度がありクラス半分以上が利用していました。
文化授業については四季の学期によって違い、春学期は語学院全員で1泊旅行・慶州に行きました。

2 授業について
 授業は午前9時からで、50分×4時限(休憩10分)。先生は100%韓国語です。教科書は建国大学オリジナルのもので、級によって授業の進め方が違うようでしたが、2級については1日1課、日常生活の色んなシチュエーションについての会話文に新しい文法2つが組み込まれていて、新しい単語、文法の使い方説明、読み、会話練習など、そして毎日韓国文化を1つずつ学びました。
書くことについては、毎朝1番に前課の教科書内容から先生が5つ文章を言ってそれを書き取る[パダスギ]という小テストがあったので、主に家でたくさん書いて覚えました。
毎週1日、1週間分の復習日もありましたし、前期・後期に1回ずつ1人ずつの発表と2人ずつで対話文を作っての発表もあったので 読む・書く・話す、まんべんなく勉強できた感じです。
文化体験授業は、廊下の掲示板に募集要項が貼ってあるので参加したければ級と名前を書いて参加する、という任意参加のものがありました。 

3 先生について
 担任・副担任と2人の先生が月水金・火木に分かれて教えて下さいました。私のクラスは未婚の女の先生と既婚の男の先生だったので、聞き取りはもちろん、文法の使い方説明の時など先生の私生活を例にとって話して下さることも多く、韓国の方の日常や習慣、四季の行事など色んな話をが聞くことができてとても良かったです。休み時間も質問していくと、とても丁寧に答えてくれましたし、勉強に関係ない私生活の質問にも嫌な顔ひとつせず、先生もわからないという事はわざわざ調べてきて下さったりもして、本当に有難かったです。私はミュージカルが好きなのですが偶然担任の先生も好きということで、観た作品のことなどで休み時間に盛り上がったこともありました(笑)

4 宿題やテストなどについて
 宿題は、ワークブックと次の課の新しい単語を訳して書いていくのだけでしたが、毎日パダスギの小テストと週に1回、復習テストもあるので自分なりの勉強方法で予習・復習は少なからずも必要でした。
作文の宿題も何回かありました。大きいテストは中間テスト・期末テストがあり、パダスギや復習テスト、発表なども参与点に関係してくるので毎日気は抜けませんでしたが、宿題以外に自分自身で勉強する方向に導いてくれた、小テストの有難味を感じています。

5 韓国語の勉強について
 私は留学するまで自分で勉強していただけだったので、学校に通い、授業を受け、先生に教えてもらうということ自体が新鮮でした。そして若い方と一緒に授業を受けるのも最初は妙に緊張してたのですが、慣れると大丈夫でした。ただやっぱり休み時間などは若い感性や考え方についていけなかったりはしましたが(笑) 
宿題やテスト勉強は、図書館やカフェなどで…と人それぞれでしたが、私は色々試した結果、自分の部屋が一番落ち着いて勉強できました。
そして私は、年齢的に学生のトウミは(相手が可哀そうかな?と思い)申し出しなかったですが、韓国語を話す機会は欲しかったので明洞グローバルセンターでグローバルエクスチェンジに登録し、韓国の人と週1回でしたが韓国語で会話することができ楽しかったです。

□ 滞在先について
 学校から徒歩で通えるコシテルに滞在しました。ビルの下が店舗で上がコシテルという所もよく見かけましたが、私の滞在した所は2階建ての完全分離型コシテルで、2階は女性のみ、入口はセキュリティもしっかりしていたので安心して過ごせました。
管理人さんもいらっしゃるので、何でも言っていくと親切に対応してくれました。部屋は確かに狭いですが、事前に写真も見せていただいてたので想像通りで驚きは少なかったです(笑) いざ過ごしてみると逆に狭い空間が心地よく、何でも手の届く所にあるし、テレビもケーブルテレビが映ったので色んな番組が楽しめ、Wi-Fiも通っていたので非常に便利で過ごしやすかったです。共同キッチンにはご飯とキムチがいつでもありました。(ご飯は夜にたまになくなってる日もありましたが) 洗濯機も2台あり洗剤も置いてありました。本当に過ごしやすく良い所を紹介いただけて感謝しています。

□ aah! educationの留学サポートに関する感想
 初めてFacebookで知った時から親近感が湧いていて、その時は漠然と留学するならお願いしようと思っていました。いざ留学すると決めたものの学校選びに迷ってしまって相談したところ、丁寧に各学校の特徴や環境など細かく教えていただいたので、間もなく決めることができましたし、留学前に旅行で韓国に行った時には学校を案内してもらって色んなお話を聞くことができたので、留学に対する不安も少なく臨めて良かったです。着いた日もバス停まで迎えに来て下さりスムーズにコシテルの部屋へ入れました。 留学中は留学生の人たちのために企画して下さったイベントに参加し、楽しかったですし、大切なお友達にも出会えました。連絡をとるといつも親身になって色んな言葉を下さり、とても励みになりました。

□ 韓国留学の動機、また韓国への興味など
 今回留学して、若くして韓国に興味を持ち目的に向かって頑張ってる子に沢山出会いましたが、私の場合40歳を過ぎてから韓国ドラマを通して韓国という国、そして韓国語に興味を持ち勉強を始めました。音楽が好きなのでK-POPにもハマり、お気に入り歌手のコンサートで韓国を訪れる度にますます韓国が好きになっていき、いつか旅行じゃなく韓国で生活することができたら…と思っていたところ、会社を退職する機会が訪れたので、年齢的なことや家族のことなどで悩みましたが、これは今留学するしかないと決めました。
ただ、前から計画してはなかったので1学期間しか行けないと最初から決めてましたが。

□ 留学全体への経験や体験、感想、普段どんな風に暮らしていたかなど
 留学して初めの頃、学校・環境に慣れるまでは色んなことに必死という感じでしたが、幸い友達もすぐにできまたし、同じコシテルに(ahh!educationを通して)同じ学校に通う子がいて、親子ほども歳が違うのに意気投合し(笑)、ほぼ毎日のようにランチをして一緒に帰ってきていました。
休みの日は友達と出かけたりもしましたが、けっこう1人で時間を気にすることなく色んな場所をぶらぶらして買い物したり、映画やミュージカルも見に行きました。何といっても、どこに行っても韓国語ばかり…という毎日が幸せで、まだ韓国語が未熟すぎて困ったり落ち込んだりする時も多々ありましたが、韓国で生活をしていること自体がとにかく楽しかったです。
私の滞在していた辺りは観光地から離れていたので、どこのお店も日本語なしで生活の場という雰囲気を感じられたのも良かったし、学校も建国大学を選んで良かったと学校が修了してから特に実感したので、本当にもう1学期通って勉強したかったです。 
学期が修了して、韓国をゆっくり楽しみたいと2週間居た間に、友達と水原を観光したりドラマのロケ地を廻ったり、好きな歌手グループのコンサートにも行くなど、沢山遊んでから帰国しました。

□ 留学を考える方へひとこと
 私はかなり前から留学できたらいいなとは思っていたものの、やはり仕事をしていると1週間の自由もきかず諦めていました。退職し、いざまとまった時間ができた時に、今を逃すともう行けないだろうと決心し実現することができました。
そして1学期間のみだったので、時間を無駄にしないよう自分なりに頑張ったつもりです。日本に帰ってきた今、韓国で生活していた時間がどれだけ有意義で楽しかったかを改めて感じています。
若い歳で留学してる子が韓国で過ごして韓国語を学んで、どう成長していくのか羨ましくもありましたが、社会人を長く経験したからこその韓国生活は本当に貴重だったと思います。それはとてもとても文章にはできません。 留学したいと思っていて機会ができた人は、迷わず行って韓国に触れてみてほしいです。きっと今までと違う自分に出会えると思います。