□ シマムラ
□ 32歳(男)
□ カナタ韓国語学院 正規過程
□ ビギナーレベル(最下クラス)1ヶ月
□ 学校や授業などについて
(学校について)
学校は弘大(ホンデ)という駅から5分程度の立地にあり、道程も駅からシンプルな場所にありました。3階から5階までが語学院で、3階に受付がありました。受付スタッフの方は英語が通じませんでしたが、校長先生は流暢な日本で話されます。
(授業について)
学校で使われているテキストは初級・中級・上級の3冊で1冊が30項目設けられていました。 1日1項目、週4日を4週で16項目、さらに月末付近にテストが一日設けられマイナス1項目で、トータル1ヶ月15項目という流れでした。 1冊のテキストを2ヶ月で終わらせるカリキュラムです。
また、月末のテストは復習内容のみで、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングを3時間で組まれました。 記憶が定かではありませんが、60%以下の点数だと、翌月の進級はできないこととなるそうです。
いつもの授業では先生が、事前に覚えてきてほしい単語などをあらかじめ申し付けるため、そのノルマを日々こなしていればテストの内容は難しいものではありませんでした。 また、その覚えたばかりの単語を使って、文章作文を体得させるスピーキングの機会を授業で行っていたり、これも事前に言われている箇所の暗記書き取り(ライティング)の小テストが毎日あったため、バランス良く語学を体得できる印象が強くありました。
宿題の量は多くはなく、学期中に徐々に増える事も特にありませんでした。 会社勤めをしながら通学をしているクラスメイトにも、負担は少ない程度の量という印象でした。
授業の先生は、英語・日本語(ウワサでは中国語)もできるため、細かな質問には、その生徒の母国語で説明していました。 また、授業中は基本的には韓国語のみ話されますが、ビギナークラスであったためか、ジェスチャーを織り交ぜながら・ゆっくりしゃべりながら授業を進めていらっしゃったので、ストレスを感じることは全くありませんでした。 きっと、母国語の韓国人が授業を見たら幼稚園に来ているように思われるかもしれないと思ったこともありましたが、声に出したり、積極的に発言することが語学を体得するにあたり、本当に重要なんだと気づかされました。
(授業初日について)
最初にクラス分けのためのテストがありましたが、全くスキルが無い旨伝えたところ、テストは無しとなり、無条件でビギナークラスからのスタートとなりました。 受付のスタッフさんは英語がほとんど通じませんでしたが、校長先生がその後いらっしゃり、日本語で説明して下さいました。 その日は、テキストとワークブックを購入し、授業開始まで、できるだけ韓国語のアルファベットを予習しておいて下さいと指導されました。とても優しそうな方でした。
授業初日は先生の自己紹介が簡単にされていましたが、生徒お互いの自己紹介の機会はなかったため、初顔合わせは雰囲気がギクシャクしていました。
その後3日目辺りに韓国語でお互いの自己紹介をする時間があり、そこからお互いが徐々に打ち解けるようになった気がします。
(勉強について)
私は自宅での自習がはかどるタイプであったため、韓国では外で自習した事はありません。 しかしエージェント会社の担当者さんいわく、韓国はカフェでの自習が結構一般的ですと言われたのがとても印象的でした。 一杯のコーヒーで何時間でも利用できたり、電子機器の充電、Wi-Fi利用が嫌がられること無く利用できるそうです。
韓国語の勉強は、最初のアルファベット暗記(カナダラマ~複合母音)が最初の大きな壁となりました。これまでの学習経験から、スペルを聴いたり読んだり書いたりしゃべったりして何とか体得できるよう努力しました。この暗記はきっと、とにかく慣れるしかないと思いました。 パッチムは文法が始まってから徐々に理解できるようになったため、初期段階で挫折するところではないと知りました。
また、動詞(行く・来る・買う等)や形容詞(大きい・小さい・安い)などの単語暗記で急にノルマが増える事があり、授業前夜は必死でしたが、最初のアルファベット暗記を乗り越えてしまうと、あとの苦労は比べ物にはなりませんでした。
(クラスメイトについて)
クラスメイトは、ブームで日本人女性が多いのではと思っていましたが、アメリカ人・ロシア人・ブラジル人も含めた8名となり、日本人男性は私を含め2名でした。 家族が韓国人という方や仕事で使うためなど皆さん本当に動機は様々でした。
(滞在先について)
滞在先は平均的な料金のコシウォンをパッケージで申し込みました。 私は個人的に窓が多い部屋じゃないと閉じ込められている気分になってしまうため、その希望をお願いしていました。
しかし実は韓国のコシウォンは窓が付いている部屋はあまり多くないと言われ驚きました。 それは寒い気候の韓国では、窓があるだけで部屋の温度が下がってしまうため、窓が付いている部屋であっても、12月頃から防寒のため窓に目張りをしてしまうとの事でした。確かに私の滞在時期は11月でしたが、窓付きの部屋はやっぱり窓からの冷気で寒かったです。 また、セキュリティのため、入居者本人以外は基本的に各部屋への入室は禁止で、韓国の友達やクラスメイトが滞在先付近に来ても部屋に招くことができませんでした。
(留学の動機について)
私の韓国留学の動機は大したものではありませんでした。 友達が韓国にいるため、当初1週間程度の旅行を計画していましたが、せっかくの機会のため、他文化を十分に満喫したくなり、思い切って 1ヶ月の滞在を留学という形に変えただけだったので、ほとんど旅行気分でした。
渡韓予定の直前で滞在期間を大幅に変更したため、語学力はほぼゼロ。 しゃべれない・読めない点のデメリットは、外食の時や韓国語しか離せないコシウォンの管理人とのやり取りで露骨に現れました。 しかしこういった点をカバーして下さったのがアーエテ゛ュケーションさんのサポートでした。 もしそのサポートが無ければ、来なければ良かったとすら考えていたかも知れません。 それほどに現地のサポートは大きいものでした。
(エージェント会社について)
アーエテ゛ュケーションさんの料金は、他よりも少し高かったかもしれません。しかしそれでもこちらに決めました。 それはホームページの情報の質が良かったからです。 端から端までじっくり目を通してみると、全く視野に入れていなかった留学や現地の状況が簡単にイメージできました。 必要な情報が、しっかりと明確に掲載されている印象です。 その後の留学中、留学後を思い返してみると、とてもしっかりしているエージェント会社さんだなと思いました。 クオリティが高いです。
また、Wi-Fiルーターの一般貸し出しなども行っていて、他のエージェントであったクラスメイトも利用を検討していました。 そういう日本人留学生全体をサポートする体制が整っていると思いました。
もし知り合いが韓国留学を検討していたら、ためらいなくアーエテ゛ュケーションさんを薦めると思います。
情報料、サポート料として別途もっと手数料を設けていないのが不思議なくらいです。
(渡韓の感想)
韓国の感想は、書きたくても書き切れません。 国外とは思えない程近い距離に、こんな文化の違う場所があったなんて驚きです。 良いところも悪いところも、来てみて初めてよく認識できると思います。 サポート環境は整っていると思います。
あとは留学への興味と日程があれば、きっと国内旅行よりも面白い経験が待っていると思います。
ただし、「郷に従え」はどこに行っても共通ですので、相手に柔軟さを求めるより、自己に柔軟さを求める機会は格段に多いです。
(留学後について)
おかげ様で、留学は全く後悔の無いものでした。 これから韓国語とは全く無縁の就活に入ります(笑) 辛いものが食べれなかった私ですが、今はキムチを毎日食べています。 美男美女しかでていない韓国のテレビも今は恋しいです。